『地域におけるソーラーパネル設置促進のためのマッチング事業』 東京大学エネルギークラブ g-Enesis(ジェネシス)

<'09 ポリシー部門 環境ニューディール政策提言 グリーン・ニューディール 優秀提言

【概要】

本施策の目的は、住宅やその他建築物におけるソーラーパネルの数量を増加させ、大気中への二酸化炭素排出量を削減することである。具体的には、地方自治体がソーラーパネル設置のための場所の提供者と資金の提供者をつなぐ役割を果たし、設置を支援・促進する。

【受賞者コメント】

環境問題に関心を持たれたきっかけを教えてください。

私たち東京大学エネルギークラブg-Enesis(ジェネシス)は、持続可能なエネルギー利用に向けて学生の立場から貢献することを目的とした学生団体です。メンバーは、国籍、専門分野共に様々で関心も多様ですが、持続可能な社会形成に対する貢献意欲を持っているという点では共通していると思います。
また、持続可能なエネルギー利用を検討する際には国際的、学際的視点が必要となるため、私たちの活動は非常に国際性、学際性に富んだものとなっています。多くの学生がこの点に魅力を感じ、私たちの活動に参加しています。

「eco japan cup 2009」への応募動機をお聞かせください。

eco japan cup 2009には、持続可能な社会形成に向けて学生の立場からの発信を行うことを目的として参加しました。応募に当たっては、日本人学生2名、海外留学生4名からなるプロジェクトチームを編成し、政策案を検討しました。そのため、今回の応募は「多様な国籍、専門分野を持つメンバーが協働し、一つの成果をまとめ上げる」ということに対する挑戦でもありました。これは持続可能な社会を考える上で必要不可欠な作業であり、結果として一つの成果物を残せたことは非常に意義のあることと感じています。

受賞された感想をお聞かせください。

学生の身でありながら、名誉ある賞を頂き非常に光栄に感じています。受賞に伴う様々なイベントへの参加を通じて、私たちと同様のビジョンの下で活動を行っている多くの団体、個人の方々と交流を持ち、沢山の新たな気付きを得ることができました。この貴重な機会を励みとし、今後のより充実した活動につなげていきたいと思っています。

今後の活動をどのように発展させていきたいですか。

持続可能なエネルギー利用の推進に更なる貢献をすべく、多様な関係者が集まる情報共有及び創発の機会を作り出していきたいと考えています。私たち学生は、政府や企業、大学等の諸機関に比べて資源を持ち合わせていない代わりに、利害関係にとらわれない自由な活動が可能であるという強みを持っています。この強みを生かし、国家間、セクター間、専門分野間の壁を越えた情報共有及び創発の機会を作り出し、持続可能なエネルギー利用に向けた最先端の知見を社会に発信していきたいと考えています。