『Haav(Handy and Active Vehicle)』 黒田 幸宏

<'08 カルチャー部門 エコデザイン 審査員応援賞受賞>

【概要】

人々の運動不足を解消すると同時に、排気ガスを出さない自転車は、エコに貢献する素晴らしい乗り物。ただし、雨の日の運転は困難であり、安全面でも決して良いとはいえない。そのデメリットをなくし、より安全で快適なものにすることをコンセプトに、自転車と自動車の間に位置する乗り物『Haav』を考案。『Haav』の普及によって自動車が減り、渋が解消されることにより、環境破壊を防ぐことにつなげていく。

【受賞者コメント】

受賞作品の制作に取り組んだきっかけをお聞かせください。

近年の科学技術の発展は、様々な分野で変化をもたらしてきました。
しかし全てが環境や人々に良いものとは言えません。
最近注目されている電気自動車は排気ガスは出しませんが、電気は消費します。
また電動車イスのような座るだけで移動できる乗り物は、人々を運動不足にさせます。
このような技術の進歩にも欠点があるということを伝えたいと思い、この作品を考えました。


今後のエコデザインの可能性についてお考えをお聞かせください。

自動車会社に働いている身として、今後の自動車は有害な物質を排出しないことはもちろん、走れば走るほど環境が良くなるような乗り物を考えていかなければならないと思います。

今回の受賞を契機に、今後の製作にあたって

今回のイベントで様々な人々のアイディアや思いを知ることができたので、今後それらを生かせるような、またよりハイレベルなものを製作したいと思います。