『都市の汀(みぎわ)』 市原裕之

<'09 カルチャー部門 エココミュニケーション 審査員応援賞受賞>

【概要】

都市部の車道と歩道との境(=汀(みぎわ))に、緑の植栽の固まりを建て、朝は遮音と人を排ガスから守る「緑の壁」となり、昼は陽射しを遮り気化熱によって温暖化を防ぐ「緑の壁」の屋根となり、夜は人々の憩いの場となる「緑の壁」の床として機能させる。時間軸でさまざまな様相を持たせることで、人々のエコに対する意識を促す提案。

【受賞者コメント】

受賞作品の制作に取り組んだきっかけをお聞かせください。

CO2削減を含めて環境問題に対して、デザインからでもなにかアクションを起こせないかと思ったからです。

今後のエココミュニケーションの可能性についてお聞かせください。

「コミュニケーション」という言葉には無限の可能性があります。人対人だけでなく、対動物、対環境、対地球なんかも含まれていくと思っています。日本人は昔からこのコミュニケーション能力が優れています。この長い文化で培った先人の知恵を知ることで更なる可能性が見えてくるのではないでしょうか。

受賞の感想をお聞かせください。

デザインを通して対エコでできることは無限にあるのではないではないか? と思い、様々な活動をしてきました。今回の受賞はただただうれしいばかりです。これを機に更なる展開ができればと思います。

今後の作品づくりについての展開をお聞かせください。

eco japan cup で多くの人と出会い、新しい交流が生まれました。今までにない出会いがあり刺激的な大会であったと思います。この出会いをきっかけにエコ対デザインの可能性について深めていければと思います。