<'11 カルチャー部門 エコデザイン グランプリ受賞>
【概要】
木の名前と説明が書いてある読み札と、木の葉の形をした取り札がある、木でできたカードセット。それぞれ、説明にある天然の木を使ってあり、見たり、触ったり、匂ったり、読んだり、遊んだり、飾ったりして、木の魅力を感じることができる。「かるた遊び」「木目あて」など自由な発想で遊びながら、現代の子供たちに、本当の木のぬくもり、肌触り、香り、木目の美しさなどを感じ、さらには環境について考えてもらいたい。
【受賞者コメント】
受賞作品の制作に取り組んだきっかけを、お聞かせください。
最初は、そんなにエコという感じでは作っていなかったんです。子供用の教育玩具的なものとして自分で勝手に作っていて、思ったより結構いいものができたと思ったので、どこかで発表できないかなと思っていたら、eco japan cupがあるのを知りました。eco japan cupのコンセプトがすごく僕の中でははまったんで、そこからもっと深く作っていったという感じです。僕の中で、こんなのがあったらいいなと思うようなものを作った感じです。
Kirutaを作るのには、どれぐらいかかりましたか?
実際に制作するのは、何日かで済みました。コンセプトを合わせたら2か月ぐらいです。考え方とか作るものを決めるのには、とても時間をかけたので、そこはもうがっつり取り組みました。
受賞された感想を、お聞かせください。
正直言って、まだ受賞の実感が全くないというか、ただびっくりしています。受賞できるとは思っていなかったので、自分のことには思えない感じです。
今回の制作を通じて、エコデザインの可能性というのは、どう感じられましたか?
エコのために創るっていうよりは、エコに繋がる要素が何かあれば、伝わるのかなと思います。エコのために使うものっていうよりは、エコのために繋がっていくようなもののほうが、感覚的には好きですね。
今後の作品作りの展望などをお聞かせください。
まだ模索中です。今回賞をいただいて自信にもなりましたし、これからいろいろ作っていきたいと思っています。
(2012年2月13日インタビュー)