『MOTTAINAI 〜ワンガリ・マータイに捧げる〜』AikaH(アイカ)

'12 カルチャー部門 エコミュージック 準グランプリ受賞
 
【概要】

昨年9月に他界されたノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんを偲び、その活動と意思を全国に、未来に伝えるために制作。アフリカンなムードから地球規模の問題、身近な問題、危機的な現状などをいくつかのパートに分けて構成し繋ぎ合わせ、また、ポエム、会話、セリフ、歌、環境音などの表現方法で一つの作品としている。今出来ることは何なのか、これを聴いて環境に対する意識を高めてほしい。

【受賞者インタビュー】

受賞作品の制作に取り組んだきっかけをお聞かせください。

2011年秋に他界されたノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんを偲び、その活動と意思を全国に、未来に伝えるために制作しました。マータイさんは2005年の初来日の時、 日本語の「もったいない」という言葉と出会い、その意味あいに感銘を受け、この言葉を環境運動の旗印のように使って行こうと考えたそうです。それが「もったいないキャンペーン」であり、今回のAikaHの受賞曲はそのキャンペーンの一環と考えて良いと思います。

受賞されたご感想をお聞かせください。

Incredible!!!
この栄誉は全て故ワンガリ・マータイさんへ捧げたいと思います。

エコミュージックの可能性は、どういうところにあるとお考えですか?

例えば、「こんなことやっちゃってるんだけど、もったいないよなぁ」なんてことを思っていたとします。思ってはいるものの、何らかの事情で仕方ないと判断し、自分の中で打ち消してしまっていることもあるでしょう。そんな時、「やっぱり、モッタイナイ!」と音楽にして言ってもらえると、「同じこと考えてる人がいるんだぁ」なんて思ったりして、ちょっとだけ勇気が出たり、そんなことなんじゃないかなぁって思います。
環境運動に対して勇気を与え、なおかつそのシンボルとなるものがエコミュージック、なんて結論付けてよろしいでしょうか?


今後の創作活動やこれからの夢について、お聞かせください。

地球を汚すのは人間だけです。地球環境を良くする一番の方法は、人類が滅亡することと言えるでしょう。そのことを考えた時、一人一人が与えられた命の尊さに気付き、使命を果たそうと努力するのではないでしょうか。

(2013年2月22日インタビュー)