『メディスン・マーメイド』
押切 千枝

'13 カルチャー部門 エコアート 準グランプリ受賞

【概要】

祖母が毎日飲んで命をつないだ薬。普通は捨てられてしまう薬のカラを活かし、女性美の象徴「マーメイドライン」のドレスを制作した。薬は体を守り、その薬を守るカラは、よく見ると捨ててしまうのがもったいない程のとても立派な素材でできている。小さいカラひとつずつに薬の名前が印刷され、その人の病気=個性を表すものである。処方された人にしか手に入れることが出来ないものでもある。作品を通して、環境問題、高齢化社会、命など様々な問題について考えるきっかけとなってほしいという願いを込めて制作した。