『人と自然にやさしい農業をめざして』 茂木町役場(栃木)

<'07 ライフスタイル部門 市民が創る環境のまち元気大賞2007 奨励賞受賞>

【概要】

人と自然にやさしい農業をめざし、不用とされていた廃棄物や未利用資源(生ゴミ、家畜排せつ物、落ち葉、もみ殻、おがこ)を町ぐるみで収集し、良質なたい肥を製造販売。その取り組みを中心に、地域資源を循環しながら「環境保全型農業の推進」「ゴミのリサイクル」「森林保全の推進」「農産物の地産地消の推進」を総合的に推進している。

【受賞者コメント】

『人と自然にやさしい農業をめざして』という活動は、どのような経緯から生まれたのか、お聞かせください。

茂木町の約65.8%が山林であり、急傾斜が多く耕地面積が少ない中山間地域です。こうした恵まれない地域にこそ、地域資源や頑張る人々がいて、地域おこしが生まれると考え、これまで不用とされていた廃棄物や未利用資源などの地域資源を堆肥に変え、安全で美味しい農産物栽培をする取り組みをはじめました。

eco japan cup 2007への応募動機をお聞かせください。

取り組みを進めている中で、eco japan cupを紹介されたことから、応募しました。

環境活動によって地域を活性化させるポイントは、どのようなところにあるとお考えでしょうか。

地域資源や地域住民を上手に生かすことだと思います。

今後の活動は、どのように展開させていこうとお考えですか。

安定的な原料収集→良質なたい肥製造→安全な農作物の生産→人の健康増進という命を繋ぐ地域資源循環システムを構築し、安定的かつ効率的な管理運営を実現するためにも、さらに町ぐるみで地域資源循環を推進し、「人と自然にやさしい町」をPRしていきたいと考えます。