『無公害ソーラーバイクでタダ乗り日本縦断』 山脇 一休

<'07 ライフスタイル部門 エコチャレンジ! 電通賞受賞>

【概要】

太陽光発電による無公害エネルギーで、北海道から九州までタダで走ってみたい、という夢から、家族とその仲間で構成されたチームを結成し、ソーラーバイクを設計・開発。バイクに積んだソーラーパネルによる発電と、同行したサポートカーに搭載したソーラーパネルで充電したバッテリーだけで、北海道・北見市から福岡県・柳川市まで、17日間・約2800kmを走破。動力源となるすべてのエネルギーに太陽光を利用するという世界初の試みに成功した。

【受賞者コメント】

『無公害ソーラーバイクでタダ乗り日本縦断』は、どのような発想から生まれたのかお聞かせください。

「供給する燃料がタダで走ることができるバイクができたら」という夢から、実物を作り日本縦断に挑戦しました。はじめにエコエネルギーを意識したわけではなく、遊び心からできたものです。

eco japan cup 2007への応募動機をお聞かせください。

ソーラーバイクレースを開催したところ、運営資金に赤字が出てしまいました。その穴埋め資金調達のため、「宝くじより、エコ投資」と考え、外れてもともとという気持ちで応募しました。

ライフスタイルのなかに、ecoを採り入れるポイントをお聞かせください。

エコを主体にして考えられるものは、少ないと思います。人間が便利を求めれば、必ず消費活動が起こります。人はゴミ発生器です。今回の挑戦も、製作段階ですでにエネルギーを使っていますから、トータルでどの程度エコ化できるかということだと思います。

今後、ecoに対してどのように取り組んでいきたいとお考えでしょうか。

最初からエコを意識することは負担です。これからも、今まで通り、自分の夢を実現しようと努力したいと思います。そして、その副産物もしくは結果が、エコとなるようにしたいと考えています。