『究極のエコ弁当、ゴミは減るけどたんぼは増える 〜最中弁当〜』 渡辺 里沙

<'07 ライフスタイル部門 エコチャレンジ! エコアイディア大賞受賞>

【概要】

和菓子に用いられる最中を弁当容器として活用。食べられる素材を弁当容器にすることで、ゴミが0に。最中弁当は、エコロジー面の利点ばかりでなく、見た目、味、食感などすべてを楽しめる。また、おかずを小さな最中に小分けして弁当容器に入れることで、弁当容器が汚れず、洗剤で洗う必要がなくなる。さらに、最中を利用することでもち米の需要を高め、もち米を作るたんぼの増加を促進する。食べる物ができるところからエコにする、新しいお弁当スタイルを提案。

【受賞者コメント】

『最中弁当』は、どのような発想から生まれたのかお聞かせください。

働きながらできる環境活動を考え実践する「○エコ(まるえこ)」という団体を設立して、定期的に環境に関する活動を考えていました。○エコメンバーの多く が、毎日食べるランチから出る弁当容器のゴミに嫌気がさしており、なんとか削減できないか考えていたところ、「削減=食べる」ということが思いつき、食べ られるものを考えたら最中にいきつき、『最中弁当』が生まれました。

eco japan cup 2007への応募動機をお聞かせください。

○エコの定期的な活動の中で『最中弁当』が生まれ、弁当容器の削減についてのアイディアとして客観的に外部の方から評価してもらいたいと考えて応募しました。

ライフスタイルのなかに、ecoを採り入れるポイントをお聞かせください。

継続的に行えることが大事だと思います。継続的に行えるようにお洒落だったり、気軽だったり、楽しかったり。そういった自ら採り入れたいと思えるような要素を加えることがポイントだと思います。

今後、ecoに対してどのように取り組んでいきたいとお考えでしょうか。

まずは、『最中弁当』を普及させるよう、イベントを中心に販売していきたいと考えています。また、さらに環境活動を実践できるアイデアを考え、ライフスタイルの中でecoな選択肢を増やしていきたいと思います。