『ガーベッジマン』 Ego Colo

<'07 カルチャー部門 エコミュージック 準グランプリ受賞>

【概要】

ゴミ回収の仕事を通して環境に貢献している「ガーベッジマン」の休日を軸にして、作詞作曲。「ガーベッジマン」の重要性と格好良さを伝えることで、日々、活躍している全国の「ガーベッジマン」への敬意が芽生え、ゴミ削減に繋げる。

【受賞者コメント】

『ガーベッジマン』の制作に取り組まれたきっかけをお聞かせください。

まず、自分たちはゴミを出しながら生活していることの再確認を、メッセージ化したいと考えました。そして、いくらかっこいいメッセージを書こうが、絵を描こうが、映画を作ろうが、音楽を作ろうが、自分のゴミは「ガーベッジマン」が片付けてくれるのだから、ゴミ処理をする「ガーベッジマン」をテーマに曲を作ろうと思ったことが制作のきっかけです。

eco japan cup 2007への応募動機をお聞かせください。

自分の作曲したエコロジーなメッセージを伝えられるチャンスだと感じたため、応募しました。この曲を通して「ガーベッジマン」への敬意を感じてもらい、それがゴミ削減に繋がれば、と思いました。

エコミュージックの可能性は、どのようなところにあるとお考えでしょうか。

環境ビジネスという視点から考えると、「ビジネス」と「カルチャー」という違う言語を使って、互いに共有できるエコロジーという言語を、それぞれの観客に伝えていくことで、出入口を広げることが可能ではないかと考えます。
基本的に、音楽そのものに環境を大きく変える力はないと思っています。ですが、それを歌う人と聞く人の間で、共感するべきものの中に「eco」のキーワードを含めば、「音楽の種類」に関係なく、そのエコロジーな感性は幅広く伝わるものだと考えます。
ただエコロジーな歌を歌うのではなく、日々の生活の中でできる限りのエコロジーを実践し、自分の音楽に共感してくれるオーディエンスに、曲とともに、あくまでも強制的ではなく、その自分の行っているエコロジーを伝えていくこと。ライブ会場や音楽CDなど、共感できる曲や場所という媒体を用いて、エコロジー の共有を少しずつでも行うことで、「eco」という感性は浸透していくのではないでしょうか。

今後、創作活動をどのように発展させていきたいとお考えでしょうか。

今後は、ミュージシャンはもちろん、エコロジーという共通語を通じて、別の表現をされている人とも繋がり、自分のエコロジーの知識と認識を幅広く発展させて伝えていきたいと考えています。