『ストップ温暖化 快走ソーラースクーター』 村山 力

<'08 ライフスタイル部門 エコチャレンジ! エコアイディア賞受賞>

【概要】

ガソリン消費量削減および温暖化対策のため、ソーラー発電と電動スクーターを組み合わせたゼロエミッション『ソーラースクーター』を考案。通勤時等でのガソリン使用量をゼロとしたとともに、ソーラーパネルを装着して無音で走る姿を通して、多くの人々にクリーンエネルギーの大切さと地球温暖化対策の重要性を普及啓蒙するとともに、夢とチャレンジ精神を与えることにつながった。また、簡単なシステムのため、コスト的には人気の原付バイクよりも少し高い程度。新たなソーラーパネルの使用方法として、市場性にも期待できる。

【受賞者コメント】

受賞作品のアイデアは、どのような発想から生まれたのですか。

山梨県など地方都市では、人口密度が低いことなどから公共交通機関が未発達であり、自動車に依存した社会となっており、二酸化炭素排出量の約40%がマイカーを中心とした自動車から排出されている。
自動車使用の実態は、国内平均でも50%が一日10km以下の使用であり、山梨県の中心地域である甲府都市圏では、40%が移動時間10分以下、また、80%が一人乗りとなっている。
このようなことから、運輸部門起源の二酸化炭素排出削減には短距離移動手段を見直す必要がある。
ソーラースクーターは原付であり、太陽光のみでエネルギーが賄えることから維持管理費がほとんどかからず、また、制作費も人気のある原付よりやや高い程度である。


「eco japan cup 2008」への応募動機をお聞かせください。

地球温暖化問題が喫緊の課題となっており、景気も悪化している。
このような中、環境と経済を両立させる必要があり、環境産業を発展させる必要がある。
是非、ソーラースクーターを市販化できたらと思い、国内最大級の環境産業のイベントのコンテストであるeco japan cupに応募した。


日常生活にecoを採り入れるポイントは、どんなところにあると思いますか。

エコは手間が掛かる、お金が掛かるでは長続きしない。
楽しい、夢があるといった取組を考える必要があると思っている。

今後、ライフスタイルの中でecoをどのように発展していきたいですか。

今まで生活の中で当たり前だったものをエコの観点から見直し、実行することが必要であり、楽しみながら取り組む方法を考え取り組みを増やせていけたら良いと思っている。