『地球環境カードゲーム「My Earth(マイアース)」』 合同会社マイアース・プロジェクト

<'08 ビジネス部門 環境ビジネス・ベンチャーオープン 環境ビジネスウィメン賞受賞>

【概要】

学生の起業支援の一環として、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生が大日本印刷株式会社と合同会社を設立。「遊び」を切り口に、地球環境に対する一人ひとりの「主体性」と「継続性」を喚起させることを目的に、トレーディングカードゲームを情報伝達の“メディア”として捉え、小中学生向けの『地球環境カードゲーム「My Earth(マイアース)」』を開発した。ゲーム内容は、地球を守る「地球守護プレイヤー」と地球を壊す「環境破壊プレイヤー」とに分かれて戦う対戦型カードゲーム。ゲーム中に多彩なカードを使いこなす中で、環境破壊と保全活動の大切さなど、地球環境を取り巻くさまざまな問題点を学ぶことができる。また、プレイヤー自身が考えたオリジナルカードの追加や、実在の企業やNPOの環境活動をカード化することで、ゲームを通して追体験することもできる。

【受賞者コメント】

環境ビジネス・ベンチャーオープンを受賞された感想をお聞かせください。

選考プロセスにおいて、審査員の方々からいただいた数々のアドバイスが印象に残っています。事業の甘さ、発展性などについていただいたご意見が、今後の事業展開に向けて大きな財産になると確信しました。

受賞事業の今後の可能性についてお聞かせください。

カードゲームという子どもたちに対する『メディア』の中に、企業/NPO/学生/生活者など、様々な主体がメッセージを発信できる仕組みを提供していくことで、地球環境に対して主体的に関わる人々を大きなスケールで巻き込んでいくビジネスになると考えています。

今後の受賞事業の展望をお聞かせください。

現在、日本国内で展開している商品を、2009年は、世界に向けて発信していくことを1つの目標にしています。多言語版、世界版を使用して、世界各地の子ども達が、弊社の「My Earth (マイアース)」で交流する姿を思い描いています。また、カードとITメディアとの連携によるコンテンツの充実化も進めていきたいと考えています。