『ペットボトルを使った温水器』 大島 武志

<'09 ライフスタイル部門 エコチャレンジ! エコチャレンジ!賞受賞

【概要】

屋外のビニールホースに溜まった水が太陽熱によって温水になることに着目し、ペットボトルを利用した温水器を製作。実際にお風呂に利用した結果、1月中旬から2月上旬までの2週間で約13.の軽油の節約に成功。1年間で220.以上の節約となる計算となった。また、使用済みのペットボトルを使用することで、廃棄物の再利用化を促進するほか、単純構造のため、家族で製作を楽しむことができ、設置も簡単。さらにメンテナンスがしやすいなどのメリットが報告された。

【受賞者コメント】

受賞作品のアイデアは、どのような発想から生まれたのですか。

ペットボトルを使った温水器は熱効率も良く、皆さん様々な方法を考えられていますが、設置する台を作成するのが大変で、また一度設置すると動かすことも難しく費用もそれなりにかかるようです。晴れている日には屋外のビニールホースに溜まった水が太陽熱により非常に温まります。このビニールホースのように使用済みのペットボトルを接続して構造が簡単で安価に作ることができればと思い作成しました。設置台は太陽光の当たる角度も季節により変わりますのでそれに対応できるようにし、また、庭先に置けば移動が簡単で、メンテナンスもしやすいことから間伐材を利用したイーゼルの形状としました。

「eco japan cup 2009」への応募動機をお聞かせください。

インターネットで「エコ」と検索していて、eco japan cup が開催されていることを知りました。応募要項を見ましたら、自分のやっていることも応募の対象になるのではないかと思い応募しました。
日常生活にecoをとり入れるポイントは、どんなところにあると思いますか。
いかに無駄使いを少なくすることかということではないでしょうか。あるものは有効に利用し、使わなくなった場合は、手間はかかるかもしれませんが、分別を徹底し、資源化をしてゆくべきだと思います。節電の家電製品やエコカーなどを購入することも大事なことかと思いますが、使用状況を検証しながら使わないとせっかくのエコ製品もさらに生かすことができません。常に無駄を省く努力が必要だと思います。

今後、ライフスタイルの中でecoをどのように発展させていきたいですか。

今回応募したペットボトルを使った温水器は製作費用が少なくてすみ(材料費約2万円)メンテナンスも簡単。処分するにしてもペットボトル・木材・塩ビ管などに簡単に分解して処分できます。いろいろな人に興味をもってもらい、実践したい方には制作方法を提供していきたいと思っています。今後も家族の応援を得て、ペットボトルを使った温水器のみならずエコを実践していきたいと思います。