『「都市生活者のための農力検定」実技講習実施団体助成事業』 持続可能な生活を考える会:サステナ・ライフ/西村 豊

<'10 ポリシー部門 環境ニューディール政策提言 グリーンニューディール 準優秀提言 

【概要】


農業に憧れる老若男女が増え、実際に市民農園、農家民宿、援農バイト、ボランティアなどで農作業をする人も多い。しかし単発的な体験作業やイベント参加では農作業の知識は身に付かない。そこで農作知識を体系的かつ効率的に習得する「都市生活者の為の農力検定」を創設し、各地の市民農園、体験農業、農民民宿、などと協働で普及を目指す。その際、農力検定実施希望団体に講習や実技指導の助成も行うことでモチベーションを高めてスムースな展開を図る。

【受賞者コメント】

受賞の感想
ポリシー部門の応募に際しては、提言内容の特異な部分を指定された申請フォーマットに落としきることができず、グリーンニューディール準優秀に留まり、またレセプションにおいてはスピーチする機会もなかったことは力不足で残念でしたが、エコプロダクツ展において、関係省庁の方々の前でプレゼンさせて頂き、高い評価を受けてその後のパイプもできましたので、それなりに納得いたしました。

今後の展開

1)全国市民参加型農園協議会
 去る12月2日に東京国際フォーラムにて開催された「市民参加型農園フォーラム」では、「全国市民参加型農園協議会準備室」を設立し、協議会の法人化を目指す運びとなりました。「農力検定」創設に当たっては、協議会に設置されたイベント開催分科会のなかで、協議会準備室メンバーのお知恵とリソースをお借りすることで内諾を頂いております。
2)農力向上大作戦フェスタ@新しい村(市民参加型農園フェスタ)
 全国市民参加型農園協議会準備室のイベント分科会では、5月23日(土)に東部動物公園駅徒歩15分にある農活施設「あたらしい村」において、農力向上大作戦フェスタを開催することが内定しました。構想では、農林水産省をはじめ、埼玉県や東武鉄道の後援を得て、ライブやトークショーのステージ展開、ブース出店、農活体験、市民参加型マルシェなどを行う予定です。
3)農力検定については、上記のムーブメントと連動する形で、実施団体の開拓を行っています。来春の創設に向け、前述の「新しい村」をはじめ、横浜市の「寺家ふるさと村」山梨県上野原の「雑穀の里さいはら」などと実施条件を調整しているところです。