『脱原発・低炭素化社会の実現に向けた「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」』下平 利和

'12 ポリシー部門 環境ニューディール政策提言 グリーン・ニューディール準優秀提言>

【概要】

再生可能エネルギー普及の最大の課題「高コスト」と「不安定性」を解決し、普及拡大を加速的に推進するための解決策として、「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」(「1市町村1自然エネルギー」の自助・共助・公助:スマートグリッド日本版)を提案。スマートグリッド日本版は、「向こう三軒両隣、井戸端会議、困ったときのお互い様、お裾分け、もったいない」など、日本の文化・気質を基調。その効果により、再生可能エネルギー事業が地域に広く分散、普及拡大、持続可能な社会の実現に向け大きく前進することが期待できる。

【受賞者インタビュー】

提言されている問題に、関心をもったきっかけをお聞かせください。

低炭素社会の実現に向けて数年前より、NPO活動などで「再生可能エネルギー普及・拡大」に取組んできましたが、2011.3.11の福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、「再生可能エネルギー普及・拡大」の重要度はさらに増し、少しでもお役に立てないか、今まで以上に真剣に取組むようになりました。そしてその結果、脱原発・低炭素社会の実現のためには、「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」⇒「1市町村1自然エネルギーの自助・共助・公助」⇒「スマートグリッド日本版(向こう三軒両隣、井戸端会議、困ったときのお互い様、再エネのお裾分け、もったいない、みんなちがってみんないい)」が最も重要であると、という私なりの結論を得ることができました。

この提言を応募されたきっかけや動機などを、お聞かせください。

NPO環境技術サポートJAPANは、1978年頃より今日まで、環境問題解決に向け数多くの研究開発に取組んできました。今までに培った技術・アイデアなどをもとに環境関連の政策提言・技術提案も数多く行ってきました。
[例]
・環境省第8回 NPO/NGO・企業環境政策提言「バイオマスタウン構想の推進、及び次世代廃棄物処理システムの構築」
・環境省第10回 NPO/NGO・企業環境政策提言「本当にエコですか?…検証します!統合的環境影響(低炭素・循環型・自然共生)評価の手法の確立と普及」など
このたびのeco japan cup2012への応募もこの一環です。


受賞された感想をお聞かせください。

このたび「地域分散型再生可能エネルギーシステムの構築」の技術・アイデアをeco japan cup2012のポリシー部門に応募という形で発信したところ、入選・受賞という形で戻ってきました。投げた球が戻ってきましたので、これからが「勝負」だと思います。今後、多くの皆様にもご協力して頂いて、入選・受賞にふさわしい結果をだしていきたいと考えています。

今後の活動や展望について、お聞かせください。

官民一体となった地域経済の成長戦略と捉え、多くの皆様にもご協力して頂き、次世代に自信を持って引き継げるような地域エネルギー需給システム(スマートグリッド日本版)を構築していきたいと考えています。今後の活動の手順として、①モデルとなる地域エリアの設定、②地域の自然エネルギー抽出調査、「スマートグリッド日本版」の地域モデル事業の可能性調査、④「スマートグリッド日本版」のモデル事業化、⑤世界に発信を考えています。

(2013年2月22日インタビュー)